甘いココアは子供が飲むものというイメージが強く、カロリーが高い健康に悪い飲み物と思われがちです。しかし、チョコレートと同じ原料で作られているココアは、豊富なポリフェノールを含み、生活習慣病の予防や改善に優れた効果があるのです。

ココアの健康効果がすごい!血糖値の抑制や肥満対策にも

ココア

ココアの原料はチョコレートと同じカカオで、カカオマスから油脂を分離させ、油脂が多いとチョコレートに、油脂を少なくするとココアになるのです。

豊富な栄養素を含んでおり、カカオポリフェノールや豊富な食物繊維、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分や亜鉛も含んでいます。

なかでも主成分のカカオポリフェノールには強い抗酸化作用があり、血流を改善することから高血圧や動脈硬化を防ぐことができます。

さらに豊富に含まれる食物繊維は腸内環境を改善し、内臓に脂肪をため込ませない成分テオブロミンも含むことから、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)を防ぐ効果も期待できるのです。

高い抗酸化作用を発揮するココアの優れた健康効果

カカオ

ココアにたっぷり含まれているカカオポリフェノールには、さまざまな健康効果が期待できます。

生活習慣病のひとつである動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患を引き起こす、知らない間に進行している血管の老化現象です。

血液中に悪玉(LDL)コレステロールが増えると血液はドロドロ、血流が滞ってしまいます。

増えすぎた悪玉(LDL)コレステロールは活性酸素のために酸化して変質し、この酸化LDLコレステロールが動脈硬化を促進させる原因といわれています。

カカオポリフェノールは高い抗酸化作用をもつことから悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化を予防する効果が期待できるのです。

動脈硬化は、糖尿病の合併症のひとつでもあります。

糖尿病で血液中の糖が増え、血管内で活性酸素が大量に発生すると血管の細胞が酸化され、やがて細い血管が詰まっていくのです。

ココアポリフェノールには代謝を高めて血糖値を下げる効果があり、さらにインスリンの分泌を促進し、血糖値を正常に保ちます。

また血糖値が上がってしまう原因のひとつに体の冷えがありますが、ココアに含まれている苦味成分のテオブロミンは、動脈を拡張させて毛細血管などの血流を改善してくれます。

体温が上がり体が温まることで代謝も上がり、血液中の余分な糖もエネルギーに変わるので血糖値も下がるのです。

また、こういったテオブロミンの血管の拡張作用は血流を良くすることで基礎代謝を高め、脂肪を体内に滞留しないように働きかけるため、脂肪が体内に蓄積しにくくなり、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)を防いでくれます。

ココアには紫外線からお肌を守る、女性にうれしい美肌効果も

美肌の女性

ココアに含まれるテオブロミンの血流を改善する作用は、新陳代謝を高めて脂肪を燃焼させ、筋肉量も増やすことから痩せやすい体をつくる、ダイエット効果も期待できます。

また脳の神経細胞の活動を促すともいわれ、集中力や思考力、記憶力を高める効果もあります。

さらに中枢神経をほどよく刺激するリラックス効果もあることから、ココアは勉強中や仕事中の気分転換に最適の飲み物と言えるでしょう。

ココアには女性がうれしい美容効果もあります。

ココアに含まれる不溶性食物繊維リグニンの働きで腸のぜん動運動が促され、腸内環境が改善されることから、便秘が解消されてお肌の状態が良好になるほか、肥満の予防にも役立ちます。

カカオポリフェノールに含まれているカカオフラボノイドには、お肌の弾力を取り戻すシワの改善、紫外線による炎症やシミをおさえる効果も期待できます。

さらに高い抗酸化作用をもつことから、お肌の老化を防ぐアンチエイジング効果も期待できるのです。

そしてポイントになるのが、飲むなら成分が調整されていない純ココアを選ぶべきということです。

ミルクと砂糖が多く含まれる調整ココアはカロリーも高くなっています。

純ココアならミルクや砂糖の量を自分の好みで調節することが可能ですし、ココアが本来もつ優れた栄養素がたっぷりと含まれています。

高い健康効果が期待できるココアですが、1杯のカロリーは約157kcalなので飲み過ぎは禁物です。

1日に2~3杯におさえましょう。

ココアを飲むタイミングは朝の起き抜けの1杯がおすすめです。

体を温め腸を刺激して便秘を改善するために、食後にゆったり飲むのも良いでしょう。

眠る前に飲めば、ホッと落ち着けて体が温まり、リラックス効果が得られます。